蓄電池には2パターンあり、停電が起きるとあらかじめ決めておいた特定負荷(家電)に自動で給電される「特定負荷型」と、
停電が起きるとおうち全てに電気が自動で給電されて、いままで通りの生活が送れる「全負荷対応型」があります。
「特定負荷型」の12kWhの蓄電池では、例えば冷蔵庫やテレビ、照明、携帯の充電器の家電であれば、フル充電で最大約29時間も使用することが可能です!(約390Wの使用量にて計算しています。)
また、「全負荷対応型」では、200Vの家電を使用することも可能です。
14:00~20:00の停電が発生したと仮定した場合、エアコンやIHクッキングヒーター、冷蔵庫、テレビ、照明、携帯の充電器、炊飯器など消費電力の大きいものを稼働しても12kWhの蓄電池の半分程度で収まります。
蓄電池の寿命は「サイクル」で表記することが多いです。
「サイクル」とは、充電と放電を1セットとして、何回繰り返すことが出来るかという回数になります。
家庭用蓄電池のメーカーによっては、このサイクル数が異なるため蓄電池の寿命を一概には言うことはできませんが、約10,000~12,000サイクルほどの蓄電池が多いです。
また、蓄電池の設置場所によっても寿命が変わってくるといわれており、温度が高すぎる場所に設置すると蓄電池の容量を超えて充電してしまう「過充電」が起きることもあります。
そのため、直射日光が当たる場所などは避け、温度変化の少ない場所に設置することも重要です。
ただし、蓄電池はサイクル数の上限まで使い切ったら、全く使えなくなるというわけではありません。
メーカーによって記載は異なりますが、例えばシャープであれば約12,000回の充放電を繰り返しても約70%の容量を維持する蓄電池と公称しています。
そのため、容量をどれだけ維持できるかは使い方次第になります。
蓄電池メーカーや機種にもよりますが、最近の家庭用蓄電池の多くは35dB程度(郊外の深夜、病室内、落葉の音)と、ほとんど気にならないレベルです。
もし音が気になるという方は、屋外用蓄電池がおすすめです。
本体の中などは基本的にはメンテナンスフリーです。
蓄電池によっては、蓄電池の外側にある通気口フィルターを1年に1回簡単なお掃除をする必要がございます。
現在では家庭用蓄電システムのほとんどが、他メーカーの太陽光発電システムとの連系に対応しています。
ただし、連系出来ない機種もございますので、詳しくは弊社までお問い合わせください。
1つ目のメリットとして、太陽光発電と連系することでより節約効果が見込めることです。
日中は太陽光発電システムで発電した電気で、消費電力をまかないつつ蓄電します。そして夜間は太陽光発電システムで発電できないため、蓄電池に貯めた電気を使うことで、買電量を抑えられます。
このように太陽光発電システムと家庭用蓄電池をうまく活用することで、買電量を抑えながら電気を使うことができます。
2つ目のメリットとして、災害時も安定して電気が使えることです。
太陽光発電システム単体でも、災害時の非常用電源として活用出来ますが、曇りや雨の時は発電できません。そのため災害時の天候に、大きく左右されてしまうリスクがあります。
そこで家庭用蓄電池を設置すると、雨や曇りで発電量0kWhの日でも前日に蓄電しておいた電気を利用できるようになります。
3つ目のメリットとして、売電期間終了後の自家消費に活用できることです。
続々と売電期間10年が終了している方が増えてきています。売電期間が終了すると、約8円ほどでしか電気を売ることができなくなってしまいます。
そこで家庭用蓄電池を組み合わせて自家消費型太陽光発電システムに切り替えることで、日中に貯めた電気を夜間や雨の日に消費するなど今までと同じように節約効果を継続することができます!
非常用電源や日頃の電気料金削減を目的として導入する家庭用蓄電池は、 夜間の安い電力を利用して充電し、消費電力が増加する日中に放電するという利用方法が主となります。
この運用方法によるメリットを最大限に得るためには、蓄電池の導入と合わせて電力会社との契約メニューとして夜間の電力が安いメニューに変更する必要があります。
電力会社によって詳細な内容は異なりますが、弊社のグループ会社である千葉電力株式会社では、弊社で家庭用蓄電池を設置頂いたお客さま限定のプランをご用意しております。
蓄電池を設置すると電力会社、経済産業省への申請が必要となります。
(自治体の補助金を使用される場合もそちらも申請が発生いたします。)
こちらの申請は弊社にて行いますのでご安心ください。
その中でご本人様にご取得いただく書類や、ご記入ご捺印いただく書類などがございますので、そちらはご準備していただきますようお願い致します。
その他にも蓄電池システムについて気になることがございましたら、こちらからお気軽にお問い合わせください。