蓄電池の寿命を「サイクル」で表記していることも多いです。「サイクル」とは、充電と放電を1セットとして、何回繰り返すことができるかという回数です。リチウムイオン電池でも、メーカーによって、その特性が異なるため、このサイクル数も異なりますし、同じ電池でも、充電・放電の仕方やその周囲環境によって、サイクル数も異なってきます。
一般的に、大容量のものほど内部に蓄えられる電力量が大きいため、1回あたりの充放電のサイクル自体も長くなり、結果として寿命を伸ばすことにもつながります。
家庭用の蓄電システムに採用されている日本製のリチウムイオン電池の場合、設置する環境や使用条件にもよりますが、約4000サイクル、つまり毎日使うとして10年程度といわれています。