蓄電池の寿命は「サイクル」で表記することが多いです。
「サイクル」とは、充電と放電を1セットとして、何回繰り返すことが出来るかという回数になります。
家庭用蓄電池のメーカーによっては、このサイクル数が異なるため蓄電池の寿命を一概には言うことはできませんが、約10,000~12,000サイクルほどの蓄電池が多いです。
また、蓄電池の設置場所によっても寿命が変わってくるといわれており、温度が高すぎる場所に設置すると蓄電池の容量を超えて充電してしまう「過充電」が起きることもあります。
そのため、直射日光が当たる場所などは避け、温度変化の少ない場所に設置することも重要です。
ただし、蓄電池はサイクル数の上限まで使い切ったら、全く使えなくなるというわけではありません。
メーカーによって記載は異なりますが、例えばシャープであれば約12,000回の充放電を繰り返しても約70%の容量を維持する蓄電池と公称しています。
そのため、容量をどれだけ維持できるかは使い方次第になります。